何とは言わない天然水飲みたさ

ロ技研の部誌を書いた記録


東工大 ロボット技術研究会の部誌を編集した。 つらぽよレベルが非常に高まった。 部誌編集のつらぽよ等について、ここに記録を残す。 愚痴っぽくなったけど誰かが悪いと文句を言ってるわけじゃないんです信じてください。

概要

(EPUB も考えなくもなかったが、 Linux でまともなビューアを知らないので却下した。)

簡単に説明しよう。

DocBook

DocBook は、技術文書のためのマークアップ言語である。 技術文書というか、特にソフトウェア方面に強い。 manページやリファレンス等、 DocBook 形式を用いて書かれた文書は多い。

この形式の良いところは、何といっても文書構造が明確、かつタグのそれぞれの意味や用途がはっきりしているところだ。 詳細はリファレンスを見ればわかるが、非常に多くの種類のタグがある。 これらそれぞれに、単語の意味や文書構造が割り当てられている。

XML 形式であるから、同じ XML である MathML も使うことができる。 数式の表現も安心だ。

HTML も文書構造用のタグはあるが(特に HTML5 からは)、そもそもが web ページ用なのでそこまで詳細ではない。 一方、 DocBook は書籍等も想定されており、 colophon 要素book 要素といったものまで用意されている。 なんでも天下の O'Reilly使っている(いた?)という話。

しかし、この形式の欠点は、やはりタグの種類が多いことである。 リファレンスを眺めてどのようなタグがあるか把握すれば、あとは HTML などと同じくタグを付けるだけだが、慣れないうちは似たようなタグのどれを使うかなど迷うことだろう。 また、スキーマも厳格に定められているため、窮屈に感じるかもしれない[0]

DocBook から他形式への変換に使う XSLT スタイルシートが大規模で複雑であり、自由度が高いとはいえカスタマイズに少々苦労するというのも欠点のひとつだ。 一応これは自分で書くこともできるのだが、さすがに私は FO や PDF の仕様までは知らないため、そこまでする気はなかなか起きない[1]

SVG

SVG はベクタ画像形式の一種で、 Scalable Vector Graphics の略である。 他にもベクタ画像形式は沢山あるのだろうが、 SVG は XML ベースであるため、アプリケーションから使いやすい(というより、正しくは扱うアプリケーションを書きやすい)。 また、 XML ベースであるがゆえ、テキストデータを扱ったり、他の形式中に埋め込んだりといった用途と相性が良い。

LaTeX

みんな[誰?]大好き[要出典] LaTeX である。

組版の美しさには定評があり、また PDF 出力にも実績がある。 数式を表現できるフォーマットとしても有名であり、理系(情報系?)の多数が使っていると思われる。 また、多数のパッケージによる機能拡張も魅力のひとつだ。

しかし TeX の歴史は長く、そのぶん派生した処理系も多いため、環境を揃えるのが面倒である。 TeX Live なる処理系セットも存在するが、誰もがそれを使っているとも限らない[2]。 最近でこそ Unicode 対応の処理系(uplatex 等)もあるが、それでもフォントの扱いなどに面倒があることも多く、また画像の扱いも大昔の慣習を引き摺っている場合があったりと、面倒なことがある。

HTML / CSS

HTML は、 Web ページとかを書くためのフォーマット。 いわゆるリッチテキストをテキスト形式で記述できる。 XML の親戚みたいなやつ。 超有名。

CSS は、 HTML のスタイルを記述するための言語。 HTML が主に文書構造とその内容を記述するのに対し、 CSS は見た目を記述することで、本質的に重要な情報と飾りの情報をできるだけ分離している。

HTML と CSS の自由度はそれなりに高いので、この技術で本を書こうというのは多くの人が考えるところで、現時点で幾つかの技術がある。